クランプ・メーターに関するよくあるお問い合わせ
フルークのクランプメーターでINRUSHボタンがあるものはモーター始動時などの突入電流を測定することができます。この測定モードで画面に表示される値は、測定を開始してから100ms間の実効値です。100msは商用電源周波数50Hzで5サイクル、60Hzで6サイクルに相当しており、測定期間に発生したピーク電流値はメーター画面に表示された実効値よりも大きい場合があります。
通電導体を挟み込むクランプ部分(ジョー、と言います)で電圧を測定することはできません。電圧測定ができるモデルにはテストリードが付属していますので、デジタル・マルチメーターのようにリードを接触させて電圧を測定します。抵抗測定も同様です。
ベーシック・テスターの仲間であるモデルT6-1000またはT6-1000 PROの2機種では、メーター先端のU字型をしたジョーで50Hz/60Hzの商用電源電圧と負荷電流を同時に測定することができます。
関連ページ:T6-1000、T6-1000 PRO