アクセサリーに関するよくあるお問い合わせ
国際規格IEC 61010-031が求める要求事項として、CAT IIIまたはCAT IVの測定カテゴリーで使われるテストリード等の先端金属部分は、短絡防止のために金属露出を4mm以下(以前の規格では19mm以下)にしなければなりません。これに対応するため着脱式のキャップが付属しています。キャップを取り付けない場合はCAT IIIまたはCAT IVの測定に使用しないでください。
高電圧プローブ80K-6、80K-40は、電圧測定ファンクションの入力インピーダンスが10MΩのデジタル・マルチメーターと組み合わせて使ったときに、測定している電圧が1000分の1になって入力されるように作られています。例えば15000Vの電圧を測定するとメーター画面には15Vと表示されます。交流電圧ファンクションと直流電圧ファンクションそれぞれの入力インピーダンスは、マルチメーターの仕様書で確認することができます。入力インピーダンスが10MΩ以外のメーターと組み合わせる方法もありますが、安全性の観点や勘違いを起こす恐れから推奨はしていません。また、フルークの高電圧プローブは低エネルギー回路を測定するためのアクセサリーで、測定カテゴリーCAT II、III、IVの高エネルギー・高負荷回路ではお使い頂けない点にご注意ください。
接続コネクタが4mmバナナ端子になっている温度プローブ80BK-Aは、温度測定ファンクションがあるデジタル・マルチメーター(モデル179、233、28-2、87-5、87-5MAX、287および289)と組み合わせて使うと、画面に温度の単位℃で測定値が表示されます。80BK-Aは、モデル287と289を除く5機種の標準付属品に含まれています。
接続コネクタが熱電対ミニプラグになっている温度プローブ80PK-XX(XXは英数)を直接、接続できるメーターは放射温度計(モデル561、566、568、572-2)のK型熱電対入力のみです(注1)。別売のK型熱電対アダプター80AK-Aを使うと、K型熱電対ミニプラグの温度プローブを、温度測定ファンクションがあるデジタル・マルチメーターにも接続できるようになります。
- 現在50シリーズ温度計は国内販売しておりません。
関連ページ:80BK-A、179、233、28-2、87-5、87-5MAX、287、289、80PK-XX、561、568、572-2、80AK-A
電流クランプ自体には測定値の表示画面がありませんので、デジタル・マルチメーターまたはオシロスコープと組み合わせて使う必要があります。電流クランプを選ぶ際には、
- 測定したい電流の上下限範囲に対応しているか
- 測定したい電流の周波数範囲に対応しているか
- 交流専用クランプ、または交流/直流両用クランプのどちらか
- 電流出力型、または電圧出力型のどちらか
- 出力コネクタ形状はバナナ端子、またはBNCのどちらか
- 測定したい電流が流れている導体径にジョーの寸法が対応しているか
といった点を考慮する場合が多いです。用途によっては表示画面が一体化しているクランプ・メーター製品が適している場合もあります。
関連ページ:電流クランプ、デジタル・マルチメーター、オシロスコープ、クランプ・メーター
はい、弊社特約店までお問い合わせください。
関連ページ:Pomona Electronics、特約店一覧
温度プローブや電流クランプと、デジタル・マルチメーターを組み合わせて測定した場合は、温度プローブや電流クランプの仕様で規定されている確度と、そのときに使用したマルチメーターの測定確度、の2値を二乗和平方根(RSS)で合成します。例えば、100.0℃を測定している温度プローブの確度が±1.1℃、マルチメーターの温度測定確度が±2℃だった場合は、
になります。